増田邸

改修した庭作りの為、既存の材料を多く再利用している。アプローチの延べ段も元々の花崗岩の板石を方向性をつけて敷き直し、木曽石の乱貼とを合わせたもので直線と曲線とを組合わせした園路にしている。居間から望む庭は、やや高くなっている中央付近には、竹の格子窓を設けた曲線の土塀を仕切り、遮蔽、造形的意味を踏まえて据えた。直線の敷石には、飛石様式に正方形の板石を絡めて据えた。この後もこの庭は他の部分に改修が加えられている。